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VUCA時代を生き残る企業変革をけん引する戦略思考人材の開発④~現在の戦略思考力のレベルを自己認識するアセスメントとは~

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1.戦略思考力・行動力を身に付けるために必要なこと

戦略思考力・行動力は、企業や部門のビジョンを描き、そのビジョンを実現するための戦略を生み出し、周囲を巻き込みながら組織変革をけん引する力です。組織変革をけん引するためには、正解が無い中で、様々な視点から仮説設定と仮説検証を繰り返しながら複数の戦略を考えだし、限られた情報の中で、一つの戦略方向を意思決定することが出来なければなりません。そして、自身で判断した戦略方向を、周囲を巻き込みながら実行し、実施過程で状況に応じて適宜戦略を見直しながらビジョンを実現しなければなりません。

このような戦略思考力・行動力を身に付けるためには、自身の思考状況、行動状況を、客観的な目で評価(アセスメント)し、自身の強みや弱みを自己認識することが大切です。本人が、自分の考えや発想の方法を変えようとしなければ、思考力や行動力を向上する取り組みにはつながりません。その意味で、客観的なアセスメントは戦略思考力や行動力を向上する上で非常に重要な役割を担います。

 

2.戦略思考力や行動力を評価するために必要なこと

それでは、戦略思考力や行動力を評価するためには、どのようにしたらよいのでしょうか。戦略思考力を評価するためには、アセスメントセンター方式を活用することが一般的です。アセスメントセンター方式とは、実際の企業活動で起きる実践的な題材を用いて、その題材に対する受検者の行動や思考を問い、受検者が答えた行動や思考のアウトプットを見て評価する方法です。例えば、架空企業の事業内容、顧客の動向、財務状況といった状況をケースで提示し、「業績を向上するためには、何をすべきか」といった問いに対して、受検者がその考えや結論を示した内容を、評価者であるアセッサーが評価します。このような方法によって、受検者の論理思考のレベルや視点の広さを明らかにします。

ただし、アセスメントセンター方式だけでは、その受検者のマインドや意識を評価することは難しいのが一般的です。戦略思考力にとって、思考マインドは非常に重要な要素です。そこで、戦略思考力や行動力を評価するために、アセスメントセンター方式と並行して、行動様式や意識を測定するための設問に対するレベルを聞く選択式回答方式を用いて、2つの方法を併用することが適切な評価方法ではないかと考えます。

また、一言で戦略思考力といっても、そのスキルの領域は図のように幅広く、各スキルの領域によって評価する方法や、スキル向上の方法は異なります。

例えば、①ビジョン思考とは、「自社の将来のありたい姿を示し、関係者の共感を得る力」と定義されます。関係者の共感を得るためには、論理的であることはもちろんのこと、人の感情や心理・感性に訴えかける力が無ければなりません。

一方、⑥意思決定力とは、「答えが無い中で最適な方向を決める力」と定義されます。最適な戦略方向を決めるためには、冷静にモノゴトを見て、感情を排した意思決定が求められます。

このように、戦略思考力向上の取り組みは、十把一絡げに考えることはできず、戦略思考力のスキル領域を分けて評価し、スキル領域に応じた能力開発の取り組みが必要といえるでしょう。

 

戦略思考スキルは、先天的な能力ではなく、様々な事例や実践の場で反復トレーニングすることによって身に付けることができるスキルです。戦略思考人材を育成するためには、自社の従業員のアセスメントを実施し、戦略思考のマインドやスキルの強い部分、弱い部分を見出し個別の強みを活かし、弱みを克服するトレーニング方法を設計することが大切です。

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