田部藍子

企業経営にメリットをもたらすSDGsの基本と進め方のコツ

「SDGs」という単語をいろいろなところで見聞きすることが増えてきました。 単語は聞くけど意味が分からない、それって本当に企業活動に有効なの?CSRとどう違うの?と思っている方もいるかもしれませんね。 JMAが2020年に調査した「当面する企業経営課題に関する調査」では経営者の9割がSDGsを知っていると回答し、すでに6割超の企業がSDGs推進の取り組みを行っており、前年と比較すると急速に拡大していることがわかりました。 SDGsが目指す持続可能な開発目標を達成するためには、「経済成長」「社会的包摂」「環 ...

オンラインセミナーをスムーズに運営して盛り上げる5つのポイント【開催前編】

コロナ禍をきっかけに、今年は多くの講演会やセミナーがオンラインに移行しました。 オンラインセミナーへの参加は私たちの情報収集のひとつの手段としてすっかり定着した感があります。 また、営業活動や説明会に代わるものとしてオンラインセミナーを開催する企業も増えてきました。リアルに開催できないという事情もありますが、時間や場所の制約がなく開催できるオンラインセミナーは、リード獲得などに有効な施策です。 一方、オンラインセミナーを開催する上で、戸惑うことが多いのが運営方法です。 Zoomなど手軽に使える便利なツール ...

三人のレンガ職人の寓話~今、改めて仕事の意義を考える~

【経営の羅針盤 2020年10月】 ■3人のレンガ職人の寓話 このコラムをご覧になっている方なら、「3人のレンガ職人」の寓話を目にしたことがある方が多いことかと思います。念のために、概略をご紹介します。 ある旅人が道を歩いていると、一人のレンガ職人がレンガを積んでいるところに出会った。 旅人が「あなたは、何をしているのですか?」と尋ねると、 レンガ職人は、「見ればわかるだろう。親方の指示で、レンガを積んでいるのだ」と答えた。 旅人が歩いていくと、別のレンガ職人に出会った。 また、「何をしているのですか?」 ...

部下の悩みの聞き出し方〜職場のメンタルヘルス〜

企業が講じるべき安全配慮には心も含まれることから、いま、多くの職場でメンタルヘルスへの対応が進められています。 「ストレス」とはもともと、物質工学的な概念です。物体に圧力をかけると歪みが生じる。人間の心と身体も同じで、外部からの刺激で歪みが生じます。これがストレスです。 チャレンジしたり、良い仕事をするうえで、ストレスは必ず存在します。 むしろ適度なストレスは脳を刺激し、心身を活性化させるために必要ですし、適度なストレスがない毎日はマンネリ化します。 精神医学の世界では「ストレスがまったくないと認知症が早 ...

競争力向上に資するための研究・開発の課題(後編)

【経営の羅針盤 2020年9月】 前回に続いて、日本能率協会が研究・開発部門の責任者を対象に実施した調査結果をもとに、研究・開発を競争力向上に結び付けることにおいて「高成果群」とグルーピングされた企業の特長を探っていきます。 ◆「出る杭」「とがった人材」が活躍できる組織風土 調査では、組織風土に関する項目を複数列挙し、それぞれについて「当てはまるか」を尋ねています。 その結果、「『出る杭』や『とがった人材』が尊重され、活躍できている」「お互いに刺激し合っている」の項目についてについて、「高成果群」の方が「 ...

テレワークでも部下のメンタルヘルスはケアできる

2020年は私たちの環境が劇的に変わった、歴史的な年となりました。 テレワークや社内でのソーシャルディスタンスなどの働く環境の変化は、一過性のものではなく、少なくともこれから数年は続くと予想されます。中には、今後のスタンダードとして「常態化」していくものもあるでしょう。 また、コロナ打撃による経済の低迷もすでに始まっています。これがいつまで続くのか、自分や自分の会社は乗り越えられるのか、先行きの不透明さに不安を覚えている人も多いと思います。 こうした環境変化はビジネスパーソンのメンタルヘルスにも影響を及ぼ ...

競争力向上に資するための研究・開発の課題(前編)

【経営の羅針盤 2020年8月】 ◆コロナ禍が迫る事業構造の見直し 新型コロナウイルスの感染拡大は、企業経営にも大きなインパクトを与えています。当面の業績への影響にとどまらず、中長期的な事業構造の見直しを迫っています。 日本能率協会が毎年実施している経営課題調査においても、今年の調査の現時点での回答結果を見ると、「事業基盤の強化・再編」を経営課題として挙げる比率が上昇しています(※最終的な調査結果については、9月以降に公表する予定です)。 事業構造の見直しに関しては、昨年度の調査においても、今後5年程度で ...

リモートワークと従業員エンゲージメント

リモートワークが定着する一方、多くの企業で問題になっているのが「社内コミュニケーション」の低下です。 社内コミュニケーションの機会が減少することで、従業員の組織に対する帰属意識(エンゲージメント)が薄れてしまい、モチベーションや生産性の低下を招いてしまうのではないか、という懸念がマネジメント職を対象とした各種調査結果から浮き彫りになっています。 特に日本では、コロナ禍以前からリモートワークが進んでいた企業でも「社内コミュニケーション」に課題をもっている企業が多く、未だ正解を模索中の段階です。 また、従業員 ...

ニューノーマル時代の人材と人事マネジメント

新型コロナウイルスの感染拡大は、「10年分の変革が2カ月で起こった」といわれるほど、組織と人のあり方に大きな変化をもたらしました。 多くのビジネスパーソンの行動様式が変わることで、ビジネスのプロセスも変わり、「新常態(ニューノーマル)」として定着しつつあります。この変化の流れはコロナウイルス収束後も止まることはないでしょう。 そのような環境の変化にどう対応していけばよいか頭を悩ませている人事担当者も多いのではないでしょうか?これからの組織と人の良好な関係づくりのために、人事担当者には、 さらにこの先、人と ...