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VUCA時代を生き残る企業変革をけん引する戦略思考人材の開発②~企業に求められる戦略思考力とは~

2021年4月7日

【企業に求められる戦略思考力とは】

1.変革を牽引できるリーダーとは

企業変革の変革をけん引できるリーダーとは、①変革への強いリーダーシップ②変革方法の思考力③変革障壁の打破力④強い意思や意欲といった、戦略的な思考と行動を兼ね備えた人材です。

「①変革への強いリーダーシップ」とは、企業が目指すビジョンを示し、周囲に影響を及ぼしながら、自らが退路を断ち、変革の実現へ直接的かつ間接的に働きかける意識や行為です。しかし、リーダーシップだけでは、変革は実現されません。

「②変革方法の思考力」、すなわち、ビジョンの実現に向けて自社はどのような戦略を選択するのかを考え、最適解に向けて意思決定する思考力が不可欠です。

さらには、意思決定した戦略の選択肢を実行するときに、様々な障壁を突破する「③変革障壁の打破力」が備わっていなければ、企業の変革は実現されません。

そして、これらの企業変革を牽引する人材には、当然ながら変革実現への「④強い意志や意欲」が備わっていなければ困難な活動をやりきることはできないでしょう。

2.リーダーに求められる戦略思考力

戦略的思考力とは、過去からの枠組みにとらわれずに、ビジネススキームやプロセスをゼロベースで見直し、戦略を構想し、チームメンバーを巻き込みながら、ビジョン実現のための戦略を考えだし企業変革をけん引することができるスキルです。このようなスキルは、安定的な市場環境では、経営幹部だけが身に着けておけばよかったスキルですが、VUCAの時代においては、各部門や分散的な組織で自律的に変革を実現しなければならず、ミドル層にとって不可欠なスキルといえるでしょう。

戦略思考力は、以下の6つのスキル要素に分解されると考えられます。
ビジョン思考将来、達成したい状態や目標を自ら考え出し、他者へ伝える
多面思考モノゴトを多様な角度から見て考え、検証する
非連続発想過去の成功体験や既定路線に左右されず、ゼロベースから発想する
仮説思考見えないことに対して適切な仮説を構築し検証サイクルを回す
シナリオ構想目標を達成するためのシナリオやストーリーを論理的に組み立てる
意思決定多様な方向や方法の中から、自身がとるべき方法を適切に決める

これらのスキルは、先天的な能力ではなく、様々な事例や実践の場で反復トレーニングすることによって身に付けることができるスキルです。戦略思考人材を育成するためには、自社の従業員のアセスメントを実施し、戦略思考のマインドやスキルの弱い部分を見出し、弱い思考力を集中的に身に付ける反復トレーニングを行うことも一考の余地があると考えます。

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